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2011年8月14日 (日)

映画 ツリー・オブ・ライフ THE TREE OF LIFE

Treelife


STORY
かつて父が望んだように仕事で成功を収めたジャック。けれど何を成し遂げても、誰と一緒にいても憂いに沈んだその心が晴れることはない。1950年代にテキサスで過ごした少年時代の記憶を手繰り寄せれば、人も自然も愛しなさいと優しく諭す母と、抜け目なく立ち回れと厳しく教える父がいて、弟たちと共に父の怒りを買っては恐れおののいた日々がよみがえる。絶対的な君主である父は畏怖と憎しみの対象だった。

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いかなるシーンも写真集のような美しい絵で構成されており、ため息の連続。ネット評で退屈、意味不明との批判記事を見ると、こういう映画は身体で観るんだ!脳みそも左右使って、更に耳ぢから、目ぢからを極限まで酷使しろ、と言いたい。これが映画だ、と。

@豊洲

2011年7月31日 (日)

映画 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON

Transformers

STORY
1969年、アポロ11号が月面に降り立った。人類は歓喜に沸いたが、実はアポロ11号のクルーたちには、月面に不時着したトランスフォーマーの宇宙船を地球に持ち帰るという極秘ミッションが課されていた。40年後、トランスフォーマーのセンチネル・プライムが、月面から持ち帰られた宇宙船を利用し、故郷のサイバトロン星を復興しようとする。その頃、トランスフォーマーの友人であるサムは、ワシントンDCで新恋人・カーリーの家に居候していた。

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お笑いだけでなく骨太の骨子を加えた脚本のおかげで
荒唐無稽ながら画面に釘付け!
一作目のおバカ度がトーンダウンしてしまいましたが
今回は「ハングオーバー」のケン・チョンと
ジョン・マルコヴィッチの意味不明の奇怪な演技が
中だるみを防ぎ、畳み掛けるような演出とCGの凄みで
最後まで突き進む強引さは健在で、満足の一作です!

1作目
http://junta.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/stor.html
2作目
http://junta.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-1669.html

@豊洲

2011年6月13日 (月)

映画 ダンシング・チャップリン

110611dchaplin


STORY
1991年に初演されたバレエ作品、『ダンシング・チャップリン』の映像を、周防正行監督が再構成。チャップリンの代表作で今も尚愛され続けている、『ライムライト』、『街の灯』、『黄金狂時代』、『キッド』、『モダン・タイムス』、『犬の生活』などから着想を得た13演目から構成。(第二幕<バレエ>より)

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今観るべきバレエ映画は「ブラックスワン」なんだろうけど
やはり周防監督作品ということで『ダンシング・チャップリン』をチョイス!

この映画、インド映画じゃあるまいし、
前編、後編に分かれ、幕間まである。

でも、それも必然。
前編は監督の奥さんの草刈民代と
初演からのチャップリン役を続けてきたルイジ・ボニーノ、
そして、振付師のローラン・プティがからむ
バレエ製作過程のスリリングなドキュメンタリーが第1幕。

そして、幕間を挟み迎えるのが、第2幕のバレエ本編!!
振付師が拒否する野外での「警官たち」の撮影で果たせるのか?
「空中のバリエーション」のリフトは成功するのか?
との心配を抱き観客は画面に食い入るように観る第2幕となります。

構成的に上手すぎます!

途中、『もし世界中のチャップリンが手を取り合えたら』なんて
ズバーンとテロップを映しちゃったり一見ベタなんだけど、
こういった表現も考えられてのこと、周防監督は凄すぎでした。

以下のお二人のインタヴューからして本作の魅力を物語っています。

●草刈もうなづきながら、こう述べた。
 「他のダンサーたちも、うちの旦那さんが撮っていなかったら
 ああいう画にはなっていなかったと思います。
 それにみんな『Shall we ダンス?』を知っていたし、
 特別な監督だと思っていたのかも(笑)。
 だって、かたくななプティさんが
 他人に泣いたところを見せるなんてありえないし、
 ルイジから出た言葉だってそう。
 『バレエダンサーは最も美しいことをする人だ』
 なんてこと、なかなか言わないですから。
 でも、あれは本音で、旦那さんのやろうとしていることを全部くみとってくれて、
 できることは何でも捧げたいって思ってくれた気持ちの表れなのかなって」。

そして、周防監督自身が妻をして
『野に咲く花を見て、『綺麗だな』って思わず涙するような感じ。』
というコトバを残しています。

自分のカミさんにここまで言えるくらいの美しい映像が連なる本作品、
あとは観てのお楽しみ。できれば劇場で是非!

@銀座テアトルシネマ

2011年6月 5日 (日)

映画 マイ・バック・ページ

Mybackpage

STORY
東大安田講堂事件をきっかけに全共闘運動が急激に失速を見せていた、1969年。東都新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田は、取材対象である活動家たちの志を理解し、共有したいという思いと、ジャーナリストとして必要な客観性の狭間で葛藤していた。2年後のある日、沢田は先輩の中平とともに梅山と名乗る男から接触を受ける。梅山から「武器を揃え、4月に行動を起こす」と言われ、沢田は疑念を抱きつつも親近感を覚えるようになる。

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醤油顔のゆるりとした面々が全共闘世代と言われてもねぇ。
野外ロケも少なく昭和の実感もわかないし。

意味を感じられない台詞の休止や
単調なカメラワークがこの監督の特徴らしいけれど
本作では冗漫としか感じなかった。

自分も現場にいたわけではないが、
あれだけ日本が燃えさかっていたあの時代は
そんなにユルくはなかったと思うが・・・
との感想が映画を観ていて最後までつきまとった。

「本気で泣ける男はカッコイイ」との台詞が
ラストの妻夫木の男泣きとは
脚本のつたなさ故にリンクせず
そもそも「本気で泣ける男はカッコイイ」のか、
といういらぬ疑問までわき上がってしまう、
あと味末の悪さ。

自分は学生運動の同時代の人間でも
劇中の彼らと同世代の人間でもないが、
この映画、同世代からは浮遊感故に敬遠され
同時代からはリアリティのなさ故に
遠巻きにされてしまうのではないか。

@丸の内TOEI

2011年6月 4日 (土)

映画 軽蔑

Photo_2

STORY
新宿・歌舞伎町で遊んで暮しているカズは、ポールダンスバーの踊り子、真知子に恋焦がれていた。ある夜、兄貴分の伊藤の命令でバーを強襲。混乱の中、勢いで真知子を連れ出し、カズの故郷、紀州の実家に戻る。しかし、閉鎖的な田舎町で待っていたのは、不良仲間との長年のしがらみ、そして、両親との冷え切った関係だった。一度は歌舞伎町に戻った真知子だが、連れ戻しに来たカズの情熱に心を打たれ、この恋を命がけで守ろうと誓う。

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久々にパンチの効いた邦画を堪能!
疾走する緊張感!
体当たり演技の主役陣!
緑魔子の味わいある存在感等、妙味あるキャスティング!
柔軟かつ饒舌なカメラワーク!
3部構成のガッチリした物語構成!

特にハッピーな結婚式から
クライマックスへのなだれ込みは尋常でなく
その映像表現の巧みさは
カーウェイを初めて観た際の興奮を思い出す。

ラスト近辺の驚愕の長まわしは観てのお楽しみ。
というか、あのテンションの役者を相手に
この長まわしがなぜに達成できるかはナゾ、そして奇跡。

@角川シネマ有楽町

2011年2月27日 (日)

映画 ワンエイティ・サウス 180°SOUTH

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STORY
世界的アウトドアブランド、パタゴニアとザ・ノース・フェイスの創業者であるイヴォン・シュイナードとダグラス・トンプキンスが若き日に体験した人生最高の旅を、冒険家ジェフ・ジョンソンが追体験するドキュメンタリー。異国の地で暮らす人々との交流や、大自然の猛威と格闘しながら南米パタゴニアの高峰コルコバド山登頂を目指すジェフの姿を、数々のサーフィンムービーを手掛けるクリス・マロイが活写。伝説の旅をたどる冒険を通じて、自然とのかかわり方を改めて考えさせられる。

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映画としてはB級。
されど圧倒的な大自然の映像と
そこに暮らす人達の穏やかな表情が印象的でした。

@有楽町

2011年2月26日 (土)

映画 英国王のスピーチ THE KING'S SPEECH

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STORY
吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく感動作。トロント国際映画祭で最高賞を受賞したのを皮切りに、世界各国の映画祭などで話題となっている。監督は、テレビ映画「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~」のトム・フーパー。ジョージ6世を、『シングルマン』のコリン・ファースが演じている。弱みや欠点を抱えた一人の男の人間ドラマと、実話ならではの味わい深い展開が見どころ。

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久々に封切り早々の新作を堪能しました。

前評判高く、名優揃い踏みの本作は見応えありの佳作でした。
モーツァルトやベートーヴェンをここぞという時にうまく用い
ラスト近くの特に「皇帝」の第二楽章が
たいへん美しい見事な使い方でした。

アカデミー賞を多く受賞したのも頷けます。

@錦糸町

2011年2月20日 (日)

映画 相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜

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STORY
初放送から10周年を迎えた人気刑事ドラマ「相棒」シリーズの、2008年公開の第1弾に続く劇場版第2弾。警視庁本部内で起こった前代未聞の籠城(ろうじょう)事件に、警視庁特命係の刑事コンビ、杉下右京と神戸尊が挑む。主演の水谷豊、及川光博を筆頭に、「相棒」を支えるスタッフ、キャストが集結。練られたストーリーに深みのある人間ドラマ、そしてシリーズ10年目にして初めて明かされる衝撃的な真実に、ファンならずとも驚がくの一作だ。

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TV版を観続けている者からするとラストが衝撃的。
寺脇→及川のような絶妙なキャスティングに期待ですね。

TVの延長上の作品故か、小作りな絵が多く
映画館で観るべきかは疑問ながら
和泉監督のいつもながらの
しっとりした手堅い演出で最後まで楽しめました。

@有楽町

2011年2月13日 (日)

映画 ソーシャル・ネットワーク THE SOCIAL NETWORK

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STORY
マーク・ザッカーバーグは、友人のエドゥアルドにサーバ費用などを提供してもらい、ハーバードの学生だけが使える“ザ・フェイスブック”を作る。ザ・フェイスブックはすぐに多くの会員を獲得し、ハーバード大生以外にも人気を広げていた。しかしマークは、「アイデアを盗用された」と訴えられる。そして、サイトが大きくなり、マークが“ナップスター”の創始者に心酔するようになると、親友のエドゥアルドもマークから離れて行く…。

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さすがです、D・フィンチャー。
味のある色調の画面は健在。
テンポのよいストーリーを追うのに必死で
絵を堪能することはできないながらも
オタク達の生活がこの色調だけでクールに表現され、
ヤバイ天才オタク達の権威づけに一役かっている。

大学寮生の写真をハッキングし
ネットで美人コンテストをやるくだりに加え、
冒頭の恋人との会話からして「自己中」炸裂で
無茶苦茶かつ非常識な主人公ながら
裁判プロセス(現在)とフェイスブック創造の道程(過去)を
カットバックをつなぐことで
この傍若無人な天才に対して
凡人が感情移入できる構成になっているのが、
これまたサスガ!

ボート競技シーンの電子音楽風ペールギュントが
「時計じかけのオレンジ」風のイキっぷりなのがよろし。
こういう単調になりがちな競技シーンを
顔のアップや効果的な音楽を巧みに使い
説明的にならず演出してしまうのも手腕です。

前日のO・ストーンの口直しに最適のひと品でした。

@豊洲

2011年2月12日 (土)

映画 ウォール・ストリート WALL STREET: MONEY NEVER SLEEPS

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STORY
2008 年のニューヨーク。投資銀行に勤めるジェイコブは順風満帆の人生を送っていた。結婚を前提に付き合っている女性ウィニーとの交際も順調だった。ところが、勤める投資銀行が急激な業績悪化により株価が暴落、突然破綻し、ジェイコブ自身も資産を失ってしまう。それが、金融業界の黒幕ブレトンの陰謀だと知ったジェイコブは、刑務所を出た元大物投資家のゲッコーに接近する。そのゲッコーは、ウィニーの実の父親でもあった。

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展開がだるく、中だるみも激しい凡作。

前作のC・シーンと異なり、
S・ラブーフは葛藤なき若者ぶりに
最後までカタルシスなく、
S・サランドンは必然性不明な役回り。
さらに前作、あれだけの不敵のワルだったゲッコーが
中途半端なワルぶりで、妙な改心までしてしまう
腑に落ちないキャラ設定。
期待しないで後日TVで観るのがよい映画。

昨年のWOWOW英国のTVムービー
「リーマン・ブラザーズ 最後の4日間」のほうが
遙かにドラマティックで見応えがありました。

ただ、冒頭のS・ラブーフがバイクを降りた後、
カメラが回転をしながら高層ビルを駆け上がり
反射した窓から会議室に入る一連のシーンは
本編とは無関係のギミックながら映像的に圧巻。
(コンタクトでも同様の手法がありましたが)

@銀座

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