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2012年11月11日 (日)

Media MonkeyとHDtracksでハイレゾPCオーディオに挑戦

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自宅のオーディオをハイレゾPCオーディオにやっと完全移行。実は、一年ほど前にPCをヒートパイプ仕様でCPUファンレス、SSD化して静音タイプに鞍替えし、DAC(D/Aコンバータ)まで導入していた。こちらを参照http://junta.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/nuforce-dac-9.html
だが、DACにプリアンプ機能がついており、そちらを活用するか、古いがまずまずのMarkLevinsonをプリアンプとして間にかますべきか、結線が面倒で試しておらず、ずっと先送りにしていた次第。ついに、重い腰をあげて結線をやりなおし、古いプリアンプを繋いだところ数段、音が瑞々しくなり、やはりDACはDACとして単体で使い、プリアンプは復活することにした。

さて、当初購入したNuForceのDACはアップグレードサービスが始まっており、ハイレゾ音源の販売は国内外でも拡充の余地がまだまだあり、未だに日進月歩の世界の様子。しかし、ハイレゾ音源は非常に高額だったのが、海外サイトのHDtracksなどで安価にダウンロードでき音源も増えてきたので解決。いよいよ導入に踏み切った次第。

ちなみに
 Mahler: Symphony No.9 (2011 - Remaster) 96kHz/24bit
 John Barbirolli | Berlin Philharmonic Orchestra EMI Classics/2012
をダウンロード購入したが日本ではSACDが3.000円(アマゾンでも2,700円)であるのに、これがたったの$17.98 USDで1,483円JPYと半額。但し、CD一枚分(ハイレゾだと2ギガ程度)のダウンロードに1~2時間程度かかる時もある。

以下は、いくつか再生しての感想。尚、再生ソフトはとりあえず使いやすそうなMedia Monkeyを使用。
●Waltz For Debby Bill Evans Trio 192kHz/24bit
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LP以上にスネアドラムは粒子が細かくなったがよくわかる。そして、意外や総じて音が柔らかくなった。ビル・エバンスのピアノの音はCDに比べボヤけが取れ、音は厚みを増した、CDとは全く違う奏者のようw。


●Mahler: Symphony No.9 (2011 - Remaster)
John Barbirolli | Berlin Philharmonic Orchestra 96kHz/24bit
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もうこれはため息のでるようなリマスタリング。音が絡み合う様に、もう冒頭から圧巻なのである。ベルリンフィルは生で聴く時とまさしく同じ。ややピッチが高い黄金色の弦楽器、安定した音で太く朗々となるホルン。やっと本当のバルビローリに会えた感あり。


●Mahler: Symphony No. 5
St. Petersburg Symphony Orchestra Yuri Temirkanov 88kHz/24bit
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テミルカーノフが最近マーラーを録音しているとはつゆ知らず。ハイレゾよりも音盤に興味があり購入。旧レニーグランドフィルは相変わらずオケの技術が高い一方、随所にテミル節が入り、なかなかの名演。面白いのは録音技師の問題か、ホールの駄目さ故か、正直に音を拾うハイレゾが裏目にでていること。管楽器が目立ち弦楽器が聞こえない部分もあり、遠方でモゾモゾ演奏しているような印象、実はこういう録音のほうが臨場感があって嫌いではないw。しかし。あんなに残響があるホールではなかったと思うので残響は編集段階でつけたのかw。


●GOOD LIFE La Vie En Rose 綾戸智恵 96kHz/24bit
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声楽が一番、録音の善し悪しがわかるが、やはり圧倒的に声の臨場感はハイレゾの恩恵を得ている。録音もマズマズ。ピアノの粒立ちもよく、日本盤にありがちな唇がクローズアップされたような録音にはなっていない。弾き語りとは言え、サウンドステージがもう少し欲しいところ。


●Bach: The Goldberg Variations /Zenph Re-Performance 96kHz/24bit
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グールドの55年版のモノラル音源を、デジタル解析し再構築したらしい。55年版が瑞々しく蘇っていて、これは楽しい。常々グールドのスタジオ録音は、本当に彼のピアノ音をとらえているのか疑問だったので私的には全く問題なしで、かえって楽しめた。もちろん、音は目の覚めるような鮮烈さで、正直グールドらしい。ちなみにグールドのピアノの音はもの凄い美音だったと想像させるカラヤンとの共演したライブが一番よくとらえているのではと思っている。

<<システム構成>>
 スピーカー:Avalon Acoustics Eidolon
 プリアンプ:MarkLevinson No.380L
 DAC:Nuforce DAC-9
 パワーアンプ:Nuforce Reference9 V2 SE
 PCオーディオ:Shuttle SH67H3 SuperSilent + Media Monkey
 CDプレーヤー:ESOTERIC X-50w 
 レコードプレーヤー:LINN AXIS
 カートリッジ:ORTOFON MC Kontrapunkt-a
 フォノアンプ:SHELTER MODEL216
 モニター:TOSHIBA REGZA ZX9000
 ブルーレイプレイヤー:DENON DVD-3800BD
 DVDプレイヤー:Panasonic DMP-BDT210
 LDプレーヤーPIONEER:DVL-909

2012年9月29日 (土)

MAMMA MIA! @Novello Theatre 2012/9/29

昨日の午後のトラブルで郊外へのツーリングは辞めロンドン泊に。夜の予定が空白だったのでMAMMA MIA!の当日券に珍しく並んでみた。しかし、これだけロングランの作品ながらなんと完売。MAMMA MIA! は劇団四季も入れると都合4回目の観劇wだが、配役が変わってもオリジナルはロンドンだったので、やはり観てみたい。
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そこで、MAMMA MIA!の当日券のキャンセル待ちで並んでいる折、ちょっと綺麗なノルウェーのご婦人となんとなく旅行者同士の会話をして仲良くなる内に(前日のムンク展の話なんかが役に立っちゃたりしてw)、実は母と一緒で母はバーで待機しているなんて話がでてくる、こっちは長期滞在だし、こりゃ残券が二枚だったらお譲りしなくてはならぬなぁ、なんて思っていると。元気なおばあさまがお二人(お母様のお友達もごいっしょだった)がご到着で、たいそうなはしゃぎよう。「ああ、この人ね」なんて私を見ながら言ってて、上機嫌。どうもワインを一本すでに空けられてきたようで、「残件二枚だったら二人で行ってきなさいよ、お似合いよ」なんておっしゃる。お二方とも(明るくて人生を謳歌している)このミュージカルにでてくる母親達のようだね、なんて切り返していると。なんと更に偶然ノルウェー人の方が数名近寄って来て「チケットいらないか?」と。(多分そう言っているかとwノルウェー語なものでやりとりは全くわかりませんw)。しばらくのやりとりの後、彼女とその母上が私の分までチケットを買い上げてくれたのだった。しかも金額が半額の25ポンドでシートもセンターの非常によい席w。チケットが連番だったので、その後は4人で仲良くミュージカル鑑賞となった次第。写真は記念に撮らせていただいたモノ、暗いのでちょっとボケてしまっているが、思い出に残る一夜であった。
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ちなみにMAMMA MIA!は相変わらず素晴らしいミュージカル。ラストは今回も涙腺が緩んでしまった。10年ぶりながら前回NYでも、たくさんの元気をもらったことを思い出した。
尚、公演自体は先月あたりから劇場が変わりスケールダウンしている模様。舞台は多分ちょっとコンパクトになったのだろう。但し、このことによる観劇上の問題はいっさいなし。配役は多少キャリアの若い方が中心かもしれない。主役のドナは奮闘するもちょっと演技、歌供に存在感がまだ薄い。ソフィはそもそもお得な役柄ながら、なかなか声の質もチャーミングでぴったりの配役であった。そして、母娘各々に狂言回的な女友達が二人付き、老い若い3人女性が芝居をまわしていくのだか、ドナの友人二人が今まで見た中でも一番、コミカルで演技上手。多少やり過ぎ感があるので、お客もNY以上に乗っていた。
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ホントに皆さんにお勧めのミュージカルです。あっ、映画版はお勧めできませんw。映画版はまずギリシャのこじんまりしたホテルのオーナーであるドナがメリル・ストリープというのが堅すぎてイケナイw。そして、ピアース・ブロスナンなんかもミスキャスト。如何に皆がドナとソフィーに共感を覚えるかが鍵となる中、1.5枚目程度のキャラでないと、この作品は成立しないはずのである。まあ、そもそもミュージカル作品は多くの聴衆と供に、どことなくフェイクな香りがする豪華な劇場で観るのが流儀なので、映画作品は別物として見た方がよかろうかと。

2012年9月28日 (金)

English Chamber Orchestra @Royal Festival Hall 2012/9/28

在ロンドンオケ第三弾はEnglish Chamber Orchestra(イギリス室内管弦楽団)。モーツァルトには定評のある楽団のオールモーツァルトプログラムだったので期待度が非常に高かった。最初、「魔笛」序曲の出だしが、イマイチ揃いが悪く大丈夫か?と思いきや、とりあえず無難にまとまりホッとする。
続いてのピアノ協奏曲の21番は、こちらは2楽章で拍手が起きるほどソリストのAnthony Hewittは魅力的。なにせ音がよいのだ。コロコロ転がるような丸い音を響かせながら1楽章のカデンツァはもったいつけるような装飾した演奏、2楽章は非常にエレガント、3楽章はスピードを出し技巧を見せつけるようなw弾きっぷりであった。
そして、レクイエム。声量ある迫力ある合唱団でこの曲を聴くのは初めて。そのせいか、初めて第11曲 サンクトゥスあたり(後半部分)も曲に入り込めたかも。ソプラノのRuth Jenkinsが声は細く、上品で非常によい出来映えであった。

会場のフェスティバルホールも前日と異なりオルガンに大きなカバーが掛けてあり、無用な響きを押さえていた。今回は中央のよい席であったので、音響も確認できたが、響きすぎて天井から音が突き刺さるような感じは全くなく。残響少なめながら、うまい具合に音が散っていくよいホールであると印象をもった。@Royal Festival Hall

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Royal Festival Hall
Wolfgang Amadeus Mozart: Overture, The Magic Flute
Wolfgang Amadeus Mozart: Piano Concerto No.21 in C, K.467
Wolfgang Amadeus Mozart: Requiem
English Chamber Orchestra
David Hill conductor
Ruth Jenkins soprano
Carolyn Dobbin mezzo-soprano
Tyler Clarke tenor
Njabulo Madlala baritone
Anthony Hewitt piano
The Bach Choir

2012年9月27日 (木)

Philharmonia Orchestra&Esa-Pekka Salonen @Royal Festival Hall 2012/9/27

在ロンドンオケ第二弾。フィルハーモニアオーケストラ(Philharmonia Orchestra)とサロネンがベートーヴェンサイクルをやっているらしく、演目はなんと第九!前半のピアノ協奏曲はあまり演奏されない1番。
サロネンの指揮はキビキビしつつ大振りでわかりやすい。そして、 奏でられる音は楽器間のバランスはよい上に、時折、稲妻のようなキレがある瞬間がある。今回のベートーヴェンの第九は速度で言えばカルロス・クライバーの田園くらいのちょい速すぎかなくらいの速度。なので天上の音楽である第3楽章は流麗なるもスピーディで好みではなかった。しかし、この速度で各楽器がよくついてくるのだ。かなりうまい部類のオケかと。デニス・ブレインが在籍していたオケだからかwとりわけホルンはたいした旨さ。ちなみに第一、第二奏者ともに女性奏者。ロンドンのオケは、女性比率が高く、ロイヤルフィル、そしてイギリス室内管弦楽団もコンミスだったし、女性が活躍している印象が強い。また、ピアノのLeif Ove Andsnesはたいしたテクニシャン。北欧では有名な人らしい、今後要チェック。
そして、今宵の第九。日本では声楽、特に本物の合唱曲はめったに聴けない。プロの合唱団がほぼいないと言ってよい状態なので、いたしかたないのだが。それ故、機会があれば海外ではなるべく声楽曲を聴きたいと思っている。で、その合唱には驚かされた。声に密度があり、圧力がある声の集合体が客席に押し寄せてくる感じなのだ。そして、合唱でホールに地響きがするのである。この合唱のラストは、サロネンは変な加速はさせないながらも速度は落とさず、歯切れのよい、ちょっと変わったイントネーションをつけていた、これにはちょっと意表をつかれて感動も倍増!もう、今回の第九でこの先10年くらい年が越せるほどw。
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こちらは演奏前の舞台。この後のKurtágの曲は面白かった。サロネンは舞台裏の客席で指揮。各奏者がホールの四隅で演奏する曲。指揮が見えないところにはモニターを設置していた。写真からわかるように、今回の座席は舞台の真横。こういう席だとオケがどのような音を聞きながら演奏しているか、わかる。ちなみに当然このあたりの音がよいと名演が生まれやすい。@Royal Festival Hall
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イギリスの劇場はなぜかプログラムといっしょにアイスを売っている。で、プログラムと言わないとたいていアイスを出されるw。@Royal Festival Hall
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客席は満員!@Royal Festival Hall
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2012年9月26日 (水)

Royal Opera House Wagner: Die Walküre 2012/9/26

今日は「ワルキューレ」平日ながら16時開演。席が平戸間で今日が初日なので、とりあえずネクタイを締め、黒の皮靴で。ほぼ、このためだけにロンドンに皮靴を持ってきた次第w。尚、「ワルキューレ」は数あるワーグナー作品(リング以外全て)中でもベストと言われる最高傑作。最初の1幕も大きな見所があり、第3幕は全編通じてハイテンションで進み、ラストは荘厳かつ涙で終わる名調子の作品。

会場では、後ろの紳士とひょんなことでお話しを、「今日の演奏はどうだい?」みたいな話の合間に、コベントガーデンのドレスコードについて聞いてみた。「平戸間あたりになると、やはりネクタイは締めておいた方が良いのか?」と。すると、年ごとに変わってきたようで、「今は不要かな、カジュアルドレスなんかがいいのでは」、との返事。周囲をみると男性の4割くらいがネクタイをしていて、その半分くらいがまあまあフォーマルな感じだった。ヨーロッパは旅行者に寛容だから、次回はジャケットだけでよいかな、といった感じ。そうこう話をしているウチに、今日は女性の半分は着飾っている中、服装も雰囲気もおとなしい感じの横の女性も話に加わるw。アメリカからの旅行者らしく(服装は、だからか!w)、かなりオペラを観ていて、メトロポリタンの新プロダクションのリング(例のマシンという舞台装置を使ったモノ)も既に観ているとのこと。これには後ろの紳士と供に羨望の眼差し。せっかくなので、お二人にこの劇場の立役者のショルティの生は聴いたか尋ねると残念ながらNOとの返事。YESだったら、当時の副指揮者で変わり者のグッドオールのことを聴きたかったのだが・・・

で、演目の「ワルキューレ」であるが、少女漫画のようなお話を壮大、荘厳な世界に変えるのがワーグナーの音楽の力。今回のブリュンヒルデSusan Bullockは声がいささか細いものの演技上手。ヴォータン役のBryn Terfelが抑揚があって声も演技も最高。指揮のパッパーノもテンポは少し速めながらヴェルディのように劇的に盛り上げていた。演出は照明が素晴らしく、暗転や装置も使わず舞台が変化し場面が切り替わる様が見事。オケは一昨日の「ラインの黄金」よりよくなって今日は弦楽器もうねっていた。と言うか劇場内が音楽のるつぼと化しており、多少のアラは全く気にならないw。こんな演奏なもので、各幕毎にお祭りのような聴衆のはしゃぎぶりが印象的だった。3幕目はもちろん大きな音楽のうねりの中の大団円だったのだが、印象的だったのが1幕目のラスト。ジークムントがジークリンデの旦那を殺し、二人のベタベタラブシーンが1幕のラストになるのだが、ここの見せ方は難しい。やはりワーグナー歌手はその体格から絡んでも美しいシーンになりにくい上に、設定が近親の愛で観客は心情的にすわりが悪い。そこを今回の演出では、音楽の盛り上がりとともにジークムントがジークリンデの手をとり、舞台奥に向かって走り、手を取って奈落に飛び降り、幕!という鮮やかな演出。これは鳥肌モノで。ジャンプとオケの最後の音、幕の息が合って場内は割れるような拍手であった。

今回のロイヤル・オペラのチケット購入は思い出深い。ワーグナーのリングサイクルはほぼ完売で、ネットでチケット購入できず、電話予約が必要。国際電話で日本から購入したのだが、大変親切なおばさんが相手をしてくれた。カード番号やメアドをつたないながら伝え「17£の席と222£の席しかないがどうする?」と先方。「ちょっと高いね」とこちら。当日くればなんとかなるかも、とか詳細に説明してくれる。(実は、これまた当日劇場に早く行くと、やっぱり何時から販売にするから並んで待っててくれとか、ヤキモキしながら並んでいると結局一番安い桟敷席であったり、人気度によっては相当早く行ったりしなくてはならないのでなるべく避けたい)。その後、メールでのやりとりも、(オペラハウスは広いので)チケットを当日受け取るカウンターどこにある?とか、何分前に取りに行けばよい?(これも変な時間に行くとカウンターが開いてなかったり、20分間ならあそこに言って受け取ってくれと、別な場所を指定される可能性がある)にも親切に返信してくれた。


大盛り上がりのカーテンコール@Royal Opera House
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オーケストラピット内の指揮者パッパーノの譜面台@Royal Opera House
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一階から見上げた階上の客席@Royal Opera House
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チケットと滅多に買わないwパンフ。£20でけっこう重いシロモノ。舞台の写真が撮れないので、やはり買ってしまった。@Royal Opera House
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1970年ショルティ時代のサロメの衣装@Royal Opera House
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ショルティの使った書き込み入りの譜面@Royal Opera House
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Wednesday 26 September 2012, 4.00pm
Wagner:Die Walküre
Royal Opera House
http://www.roh.org.uk/events/v8t82

Credits
Director Keith Warner
Set designs Stefanos Lazaridis
Costume designs Marie-Jeanne Lecca
Lighting design Wolfgang Göbbel
Original Movement Director Claire Glaskin
Video Mic Pool
Video Dick Straker
Associate Set Designer Matthew Deely
Performers
Conductor Antonio Pappano
Siegmund Simon O'Neill
Sieglinde Eva-Maria Westbroek
Hunding John Tomlinson
Wotan Bryn Terfel
Brünnhilde Susan Bullock
Fricka Sarah Connolly
Gerhilde Alwyn Mellor
Ortlinde Katherine Broderick
Waltraute Karen Cargill
Schwertleite Anna Burford
Helmwige Elisabeth Meister
Siegrune Sarah Castle
Grimgerde Clare Shearer
Rossweisse Madeleine Shaw
Orchestra Orchestra of the Royal Opera House

2012年9月25日 (火)

Royal Philharmonic Orchestra AMIROV&STRAVINSKY@ Cadogan Hall 2012/9/25

今夜は、Cadogan Hallにてロイヤルフィル(Royal Philharmonic Orchestra)。曲はAMIROVというアゼルバイジャンの作曲家の作品。ドラマティックでジョン・ウイリアムスとラフマニノフをあわせたような白熱する曲、ナクソスからCDがでている。後半はストラヴィンスキーのペトルーシュカ!ロイヤルフィルは各奏者の腕がかなり良く、ロイヤルオペラのオケとは格段に差があった。特にペトルーシュカは各楽器の難しめな独奏も多いのに、これをなんなくこなしていた。 Cadogan Hallは中ホールでシューボックス型のこじんまりしたコンサートホール。構造的に音が悪くなりようがないwので、残響も適度で、ハーモニーを感じることができる聴きやすいよいホールだった。ちなみにこのホールは日本のクレジットカードではネットからのチケット予約ができなかった。決済システムが日本のカードに対応していないらしい。なので、BOXオフィスに国際電話をして購入した。

Con Dmitry Yablonsky
Piano Farhad Badalbeyli
Royal Philharmonic Orchestra
AMIROV Azerbaijan Capriccio
AMIROV Piano Concerto after Arabian Themes
STRAVINSKY Petrushka (1947)

客席は4割近く空いていたが、聴衆は惜しみない拍手であった@Cadogan Hall
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コンサートホール前に楽団のトレーラーが@Cadogan Hall
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コンサート前にはアゼルバイジャンの現代の音楽シーンをPRするVTRの上映会をやっていた。@Cadogan Hall
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Tuesday 25 September 2012 7.30pm
Dmitry Yablonsky conducts Amirov and Stravinsky
Cadogan Hall, London
CONDUCTOR - Dmitry Yablonsky
Piano - Farhad Badalbeyli
Dmitry Yablonsky
AMIROV Azerbaijan Capriccio
AMIROV Piano Concerto after Arabian Themes
STRAVINSKY Petrushka (1947)
Royal Philharmonic Orchestra
http://www.rpo.co.uk/event.php?pid=1240

2012年9月24日 (月)

Royal Opera House Wagner: Das Rheingold 2012/9/24

指揮はバイロイトデビューも済ませ昨今評価の高いパッパーノ、演出はちょっと古いがウォーナー。
コベントガーデン(ロイヤル・オペラ・ハウス)は、ギネス・ジョーンズやドナルド・マッキンタイアなど一流のワーグナー歌手も輩出している。ちなみに彼らに稽古を付けたのはレジナルド・グッドオール。コベントガーデンのコレペティトール、副指揮者ながらいつもおミソ扱い、クレンペラーやクナッパーツブッシュを慕った超ワグナーオタクで70歳から指揮者のキャリアが始まった男。書籍「クライバーがたたえ、ショルティが恐れた男」に詳しい。
で、今日の演奏はモチロン最高。歌手は総じて素晴らしく生オペラを堪能、音のよい天井桟敷席だったのも吉。ただ、オケの金管がイマイチで前半は全体的に弦楽器も揃っていないところも散見、まあシーズン頭だし仕方ないのかな。なので、パッパーノの評価は据え置き。

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チケット完売、初日なのでけっこうな熱気。いつもながら本場のオペラハウスは雰囲気と内装だけで酔うw。席はモロに桟敷席。ご覧の通り座ったままでは舞台左下は見えない、しかしチケット代は£17.0、安っw!これで3時間、良好な音質でめいっぱい楽しめるのだからたまらない。在住なら通ってしまうなぁ。
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他のオペラハウスと違ってコベントガーデン(ロイヤル・オペラ・ハウス)は如何にも街の中心といった感じで広場に面しておらず、向かいは大して広くない道路、如何にもロンドンらしい。
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こちらはBOX Office、劇場の横にあり入り口は別。チケット購入は電話でおこなったが、たいそう親切丁寧。開演直前はたいそうな混雑なので、要注意。尚、予約チケットを受け取るだけなら別の列ですぐに受け取れる。
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何度も改装しているだけあって、内装はともかく綺麗。
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吹き抜けになったバー&レストラン、こちらも豪華。
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Monday 24 September 2012, 7.30pm
Das Rheingold
Royal Opera House
http://www.roh.org.uk/events/lybt5

Credits
Director Keith Warner
Set designs Stefanos Lazaridis
Costume designs Marie-Jeanne Lecca
Lighting design Wolfgang Göbbel
Original Movement Director Claire Glaskin
Video Mic Pool
Video Dick Straker
Associate Set Designer Matthew Deely
Performers
Conductor Antonio Pappano
Woglinde Nadine Livingston
Wellgunde Kai Rüütel
Flosshilde Harriet Williams
Alberich Wolfgang Koch
Wotan Bryn Terfel
Fricka Sarah Connolly
Freia Ann Petersen
Donner Peter Coleman-Wright
Froh Andrew Rees
Fasolt Iain Paterson
Fafner Eric Halfvarson
Loge Stig Andersen
Mime Gerhard Siegel
Erda Maria Radner
Orchestra Orchestra of the Royal Opera House

2012年8月23日 (木)

サイトウ・キネン・オーケストラ&ダニエル・ハーディング@松本

サイトウ・キネン・オーケストラ&ダニエル・ハーディング@松本
シューベルト:交響曲 第3番 ニ長調 D 200
R.シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64 TrV 233
指揮:ダニエル・ハーディング
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ

シューベルト:交響曲 第3番 ニ長調 D 200
クライバーの名録音がある同曲、如何にもクライバー好みの爽快でハイドンのような小編成で均整のとれた曲。サイトウ・キネン&ハーディングのシューベルト第3番も期待通り、軽やかかつ繊細な表現で、シューベルトの小品の魅力を最大限に引き出していた。そして、なぜ皆がこのオーケストラを聴きに松本まで足を運ぶのかがよくわかった。とにかくオケの技術が段違いなのだ。大げさではなく今宵は、二十年以上前にベルリン・フィルを初めて聴いた時のことを思い出した。あの時もうねる音の波に圧倒された。しかも、サイトウキネンのほうは音色がモダンで明るく、管楽器の入り具合がバツグンによくてキレがある。そして、奏者各々の演奏ぶりがとにかくカッコよいのだ。そして、数年来のハーディングのおっかけファンに近い自分も今日の彼の指揮ぶりは別格かと。これほど颯爽と振る姿は初めて。そりゃ気持ちよいはずである。あのテンポの終楽章にオケが完璧についてくるんだもの、まさに自由自在。ちなみに、超優秀プレーヤーの寄合世帯の為か、指揮者は団員と供に登壇して、音合わせの後に演奏。音合わせの時は指揮者はじっと待機をしていた。

R.シュトラウス:アルプス交響曲 Op.64 TrV 233
こちらは、一大絵巻のような曲だけに、編成も重厚でパーカッションも大活躍。これだけパーカッションの数が多いと、やはり生で聴くだけで感動してしまう。そして、シュトラウスはオケの技術の問われる曲だと痛感。とにかく個別楽器奏者の技量が問われるシーンが多い。さすれば安心して聴けねば、ゆったり音楽に集中できない。で、この技術に裏打ちされたオケのおかげで、安心感をもって音楽に身を任せた一時であった。ここでもサイトウキネンは旨すぎw。 終演後やはりと思い、コンサートパンフなるものを20年ぶりくらいに購入してしまった。で、どうりで皆うまいはずである。ベルリンやらフィラデルフィアやらもろもろ諸外国オケの主席メンバーがゴロゴロおるではないか!これも小澤征爾の人徳か。今日はハーディングも緊張してたかもw。


お祭りムードいっぱいの飾られたファザード
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R.シュトラウス:アルプス交響曲の終演時、舞台はいっぱいいっぱいw
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お土産でなぜか特製団扇までw
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サイトウキネン関連品のお土産売り場。大繁盛w
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メンバー表上段
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メンバー表下段
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キッセイ文化ホール1階最後方
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キッセイ文化ホール2階最後方=座った席w
音響はかなりよいホール、残響がほどほどで音が濁らない。 
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コンサートのパンフを購入したのは数年ぶりw。つらつら眺めていたら、今回の『火刑台上のジャンヌ・ダルク』の主役はカラヤンの娘、顔がそっくりw。更にオネゲル(1892-1955)の同曲の演奏会形式初演は1938年、舞台形式初演は1942年、最終版完成は1944年と戦前に作曲されながら戦争中に昇華していったとのこと、オドロキ。
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2011年6月 8日 (水)

ハーディング@オーチャードホール

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演目
ブラームス:交響曲第3番、
       交響曲第1番
  アンコール交響曲第2番より3楽章
指揮:ダニエル・ハーディング
マーラー・チェンバー・オーケストラ  

2009年3月以来、ご無沙汰のハーディング

今回はオーチャードホールにてブラームスを堪能。
相変わらずソツのない演奏で安心して聴いていられるが、
その分、大きな感動はなし。
でも、マメかつ丁寧な指揮ぶりとそこから紡がれる音楽には
早くも職人芸の風格有。

2010年11月25日 (木)

与えるよろこび@バーンスタイン

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『プレミアム8 知る楽インタビュー 佐渡裕 バーンスタインを語る』
弟子による壮絶なる涙目、赤目告白。
とにかく興味深く、感動が連なる激白の10時間インタヴュー。
弱冠29歳の駆出し指揮者の佐渡さんが体験した
当時のレニーとの貴重な一時を
親しみやすい関西弁で語ってくれています。

ドン・ファンを佐渡さんに真剣に振らせる為に
英語のスピーチを強要するレニーの意地悪な前日のしかけ、
一転して当日はレニーの師匠フリッツ・ライナーの
指揮棒5センチの指揮っぷりを例に優しく指南、
これだけでも美しい話なのに、
更に、あふれるばかりのエピソードの数々。

能とマーラーの関係性。
バレエ「ファンシー・フリー」の小話、
レニー自らの曲にして不勉強を理由に
プッチーニのボエームにあわせて「練習したくない」ピアノ即興曲の話。
カラヤンとの確執も実は身内の佐渡さんだからこそ
明かした可愛らしいエピソード。
そして、最後のお別れ、ビッググッバイの話は
心の底から泣かせます・・・・・

次は、クラシカにて紹介されていたバーンスタインの日本での音楽教育のドキュメンタリー
『与えるよろこび-The Last Date in Sapporo 1990』

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佐渡さんも同行した
PMFオーケストラのリハーサルの映像。
亡くなる3ヶ月前に若手演奏家への
教育にかける意気込みや彼らへの愛情あふれる
ドキュメンタリーです。

目が離せない映像の集大成で
シューマンの交響曲第2番のリハーサルは
バーンスタインの指導ぶりが圧巻の一言。

病魔故の苦しそうな指揮ぶりながら
指揮のバリュエーションを次から次へと見せて
その度に音楽の表情が同小節にて
刻々と変化するシーンは白眉です。

レニーはリハの指揮中を演奏を止めたのですが
止めたの理由を失念してしまい、
「歳をとるのは嫌なもんだ」などと言いながら
サラリと開き直って練習を続ける姿も
限られた時間の中でのテンションの高い
意気込みを感じさせます。

そしてをこのリハーサルを通じて
本番の演奏は、こちらのDVDになります。

『バーンスタイン 最後のメッセージ』

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シューマンの交響曲2番の第2楽章のラストは
「のだめ」のネタ元にもなっている、
本来あり得ない、ヴァイオリンパートを起立させての演奏。
こちらもしっかりこのDVDには記録に残っています。

佐渡さんが
『プレミアム8 知る楽インタビュー 佐渡裕 バーンスタインを語る』
でも話をしていたように、このことは相当印象的だったようで
佐渡さん曰く、バーンスタインは
「シューマンの時代は立って演奏することもあった」
なんて言って、やらせちゃったそうです。

ただ、リハの段階から立つタイミングなんかを
「インテンポで立って」と微笑ましく指導しており
「Show up !」=「人生なにか楽しいことがなきゃ」と奏者を煽り、
このあたりはバーンスタイン節炸裂の感ありで
観ていて、とても楽しい気分にさせられます。

「アイザック・スターンも楽譜見ずに
暗譜して立って演奏していたのだから。
皆も暗譜してるだろ、Play by heart だよ」なんて
本当にプレーヤーを乗せるのが」上手です。

そして、立って演奏し終わった瞬間の
奏者達の笑顔がこれまた皆素晴らしい!
音楽の楽しさを満喫している様が見てとれます。
で、レニーは本当によい魂を後生に残したんだなぁと。

今、この時の奏者達は20年を経て、
きっと皆世界に羽ばたいているのだろうけど
このゲネプロの一瞬は忘れ得ぬ思い出となったことでしょう。

(参考情報)
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11月25日(木) 午後8:00~9:30
プレミアム8 知る楽インタビュー 佐渡裕 バーンスタインを語る
http://cgi4.nhk.or.jp/topepg/xmldef/epg3.cgi?setup=/bs/premium8-thu/main

20世紀を代表する指揮者・作曲家レナード・バーンスタインが82歳で死去してから今年で20年。
華やかで躍動感あふれる その響きは今も世界の音楽ファンを魅了し続けている。
バーンスタイン最晩年の2年間アシスタントを勤めた愛弟子である佐渡裕さん(49歳)が
知られざるエピソードを交えながら、マエストロの素顔を語る。
佐渡さんがバーンスタインと出会ったのは1987年のアメリカのタングウッド音楽祭。
この若手指揮者の登竜門ともいうべき音楽祭でバーンスタインより才能を見いだされた
佐渡さんは弟子入りを決意、以来師の演奏旅行などに同行し、つぶさに師の音楽、
人柄、そして教育者としての情熱に触れることになる。

音を彫りつくすかのような独自の音楽解釈、日本の「能」の動きから説く指揮法の真髄、
そして曲のテンポを巡ってベルリンフィルのメンバーと闘わした議論……
いま世界に認められる指揮者となった佐渡さんは、あらためて師より多くのものを学んだと思い返す。

指揮者・佐渡裕が丸一日、NHKのスタジオにこもり、マエストロと過ごした貴重な体験の日々を語り尽くした。

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レナード・バーンスタイン/与えるよろこび  [DVD]
1990年夏、札幌にて。バーンスタインがパシフィック・ミュージック・フェスティバル・オーケストラと最後のコンサートに臨む壮絶なドキュメント。
 バーンスタインは札幌でのコンサートの約3ヵ月後の10月14日、ニューヨークの自宅で永眠しました。バーンスタインが創設したパシフィック・ミュージック・フェスティバル、その記念すべき第1回開幕時のスピーチでは「自らの残り少ない時間を『教育』に捧げたい」と吐露しています。
 このドキュメンタリー映像ではリハーサルに臨む若い音楽家たちを前に体調が悪いのか、時折咳き込み、苦悶の表情を浮かべながら全身全霊、まさに最後の命を振り絞る様に音楽に向かい合う真摯な姿勢に胸を打たれます。そしてこの若いオーケストラとシューマンの交響曲第2番を創り上げて行く様は、見事という他ありません。
 2002年弊社より発売された1990年の札幌パシフィック・ミュージック・フェスティバルのドキュメンタリー『最後のメッセージ』とは編集が異なります。(ドリームライフ)

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バーンスタイン 最後のメッセージ [DVD]
かつてNHKでも放送、LD化されていた映像がついにDVDとしてリリースされました。今回はゲネプロの一部(第2楽章)が追加映像として含まれており (PMF開会式でのスピーチもほぼすべて収録),まさに永久保存版となっています。1990年7月3日札幌厚生年金会館におけるPMF演奏会からシューマン≪交響曲第2番≫とそのリハーサル。アメリカが生んだ作曲家にして名指揮者,そして偉大な教育者でもあったのがレナード・バーンスタイン (1918.8.25-1990.10.24)でした。最晩年の彼が情熱を傾けたのがパシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(PMF)の提唱・創設です。厳しいオーディションによって選抜された若い音楽家たちが夏の札幌に集まり,すぐれた音楽家たちの薫陶を受けるという教育音楽祭としてのバーンスタインの意志は引き継がれ,今もなお音楽祭は毎年続けられています。その記念すべき第1回PMFが行なわれた1990年,バーンスタインはみずから来日し,PMFにまさに「芸術の秘法」を授け,最悪の体調の中で渾身の力を振り絞って演奏会にのぞみました。彼はその後決定的に体調を崩し残りの演奏会をキャンセル,帰米後8月19日の演奏会を最後にまもなく永眠します。シューマンの2番は彼の最も愛着のある作品のひとつ。特にリハーサルは音楽への愛情にあふれ,いいようのない深みがあり,必見です。

以上

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