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2013年8月 8日 (木)

Nuforce Reference9 V3 SE

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Nuforceのアップグレードプログラムを活用してReference 9 V2 SEをReference9 V3 SEへ、とパワーアンプをアップグレード。2009 年10 月からアップグレードの対応をしていたらしいが、購入して1年あまりだったので、見送り続けていた。ほぼ使い始めて5年が経ち、購入価格の一割程度で最新機種になるのと、劣化するコンデンサの入れ替えにもなるのかな、と踏み切った次第。更に切れ味がよくなり、レンジも拡がった感がある。

今回は趣向をちょっと変えてアイドルものでチェック。
朝の連続ドラマ「あまちゃん」のおかげで朝から小泉今日子の歌を聴くことが多かった昨今、まずはkyon²のLPレコードをひっぱりだしてアイドル時代のベスト盤を聴き直してみた。年齢にもかかわらず独特のチャーミングとも言える声質は変わらず、「あまちゃん」でも健在なのは、さすが。ただ元来、声の音域が狭いのと、どうも声を綺麗に伸ばすのが上手じゃない様子。
このベスト盤、シングルレコードの発売順に各曲が並んでいるのだけれど、録音の変遷が面白い。デビュー曲の「私の16才」から始まり、実力が評価されるにつれて、録音設備が整ってきたのか徐々に音質が上がってきて、ステレオ感が増してくる。更には、曲を追う毎に歌手のハンデを補うような楽曲つくりもされ、レンジが広い苦手部分はエコーをかけて録音手法でごまかす技術までも上達しているようだw。その結果、「渚のはいから人魚」は中域の彼女の可愛い声を大いに活かした魅力ある曲になっている、と初めて気がついた。ところで、ドラマ効果で売れまくっている「潮騒のメモリー」は彼女の娘役も歌う設定の為か、小泉今日子にとってはチョイ手強そうな曲で、CDの仕上がりが気になるところ。

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お次は、レコード棚にまだあった中森明菜のベストアルバム。小泉今日子は時系列で顕著に歌い方が上達していったが、この人は最初からすこぶる上手。「あまちゃん」では、音痴を誤魔化す為に影武者が歌ったりのスッタもんだが繰り広げられているが、基本的にこの頃のアイドルが歌が下手というのは全くもって誤解であって、とりわけ「スター誕生」を足がかりにしているアイドルは、歌唱力はほぼ折り紙付き。中学生くらいから『歌ぢから』で勝負して勝ち抜いてきているので、プロ意識や強運も備えていると思われる。
で、中森明菜であるが声の音域がともかく広い。低音から高域までキチンとでる上に、低音のスモーキーな感じの声が魅力的で惚れ惚れしてしまう。そして歌唱力、小泉今日子には「少女A」の出だしの安定した音程や「スローモーション」の伸びやかな歌い回しは多分難しいだろう。
ちなみにこれら聴き直した音源はすべてアナログの録音技術が最高潮に達した時代のLPレコードなので、リマスタリングされたCDでこの音質がどこまで保持されているのかは未確認。また、日本の音盤やリマスタリング全般に言えることだが、とにかく高域と低域をカットしてしまうのでLPレコードですら音量を上げて聴かないと音像の立体感がでてこないのは困る。
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「あまちゃん」では、主に髪型の話題で登場している松田聖子。彼女の音盤で手元にあるのは、こちらの「SEIKO-TRAIN」なるCDのみ。松任谷由実による曲だけを集めたアルバム。なんとアマゾンでは5,000円以上の高値で取引されているようで驚いた。
こちらを聴き直してみて思うのは、松田聖子のテカテカつやつやの声は天賦のもので、時折みせる細やかなビブラートなんかも含めて、たいへんな技巧派。それ故に、妙な歌詞wを違和感なく歌い上げ、曲中の特定の部分だけ甘ったるい媚びた歌い方もできたりする。上手、下手など論評の対象にすべきではない非常に高いレベルで完成された歌い手である。
一方、これらの曲を作曲した松任谷由実の歌唱力は、どうにもいただけないのだが、このアルバムを聴いていると自身でやれないこと&やりたいことを松田聖子に託しているような気がしなくもない。
松田聖子は歌い方を含めて、とやかく言われることの多い人だが、とやかく言う前に「Rock’n Rouge」をカラオケで完璧に歌えるのか、と問いたいwww。転調が多い新曲を数ヶ月おきに歌いこなした上で、こういった難曲をあちらこちらで歌いまくることは神業に近いと思う。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005ILZR/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me&seller

もう一枚、松田聖子。ソニーが力を入れているBlu-spec CD2で、オリジナル音源からリマスタリングしたものの中から馴染み深い「ユートピア」を選んだ。かかる曲かかる曲懐かしく、かつ松田聖子の声に惚れ惚れ。30年前の記憶ながら格段に音はよくなっている。「SEIKO-TRAIN」と比較してもこの音の違いは顕著。
相変わらず音像の定位はよろしくないが、音質はすこぶるよい。所謂ドンシャリではなく低音はなだらかに下まで入っており、高域もキンキンせずに滑らかに伸びている。その結果、音がとてもプリプリ、みずみずしくなっているのだ。シングルで発売された曲は更に突然サウンドステージが拡がる(笑)。特に「秘密の花園」の出だしはゾクッとするほどだ。
オーディオ関係の何かの本で読んだが10代で記憶に残った声はリファレンスレコードとして、歳を経た先々の指針になると。であれば、当時、中学生だった自分が度肝を抜かれた1stアルバム「SQUALL」も買い直してみたくなった。思えば、松田聖子の「えくぼの秘密あげたいわ~」の高く天にも昇るような声が音楽体験の入り口かつ原点だったような気がする。ここを起点に次々いろいろな曲を聴き始め、クラシック音楽まで到達した。そして、次に度肝を抜かれる音楽体験は、オペラに開眼したグルベローヴァのツェルビネッタまで待たなくてはならなかったのだった。
http://www.amazon.co.jp/ユートピア-松田聖子/dp/B00D1B8R2I/ref=ntt_mus_dp_dpt_1


最後は、CD棚に埋もれていた『森高千里 DO THE BEST』を取り出し、聴き直してみた。歌詞がとにかく素敵に凄すぎて、こちらも久方ぶりに満喫。作詞を自らおこない、時には自ら音をあて、更には演奏もしている曲もある。森高千里はスタイルもよくて美人だし、歌唱力もまあまあ。マルチな才能で緩急自在に自己表現を紡ぎ出す彼女は、与えられた曲を歌っていた松田聖子とは全く別もの。アイドルともちょっと違う。
一方、彼女の歌は跳ねるようなサウンドととっぴな歌詞の割に、実は音程の変化も少なく歌いやすいようだ。喉が鳴っているような声はとても好きなのだけれども、少々一本調子な感もある。
全体を通じて各曲の録音はサウンドステージもある程度認識でき、このところ聴いてきた音盤の中ではよいほう、時折、収録後に声をいじっている気がしないでもない曲もある。ただ、こんな音質云々は永遠の名曲「渡良瀬橋」の存在の前に意味をなさないw。さりげなく意志を歌う歌詞が、演歌や四畳半フォークとも一線を画しているのも心地よさの原因か。付属の小冊子に作詞の経緯を自ら書き記しており、これまた興味深い。
http://www.amazon.co.jp/DO-THE-BEST-森高千里/dp/B00005G3N8/ref=cm_cr_pr_product_top


<<システム構成>>
 スピーカー:Avalon Acoustics Eidolon
 プリアンプ:MarkLevinson No.380L
 DAC:Nuforce DAC-9 192K
 パワーアンプ:Nuforce Reference9 V3 SE
 PCオーディオ:Shuttle SH67H3 SuperSilent + Media Monkey
 CDプレーヤー:ESOTERIC X-50w 
 レコードプレーヤー:LINN AXIS
 カートリッジ:ORTOFON MC Kontrapunkt-a
 フォノアンプ:SHELTER MODEL216
 モニター:TOSHIBA REGZA ZX9000
 ブルーレイプレイヤー:DENON DVD-3800BD
 ブルーレイレコーダー:TOSHIBA DBR-T350
LDプレーヤーPIONEER:DVL-9

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