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2012年9月 9日 (日)

酸ヶ湯LOVE!

八甲田の山中にて。昨日も雨、今日も雨+濃霧。特に外出するわけでもないので、こんな快適なことはない。しとしと降る雨が木の葉に当たる音には癒やされるし、小雨に蒸された山の香りが部屋まで入ってくるのは、なんとも心地よい。
最初に酸ヶ湯に訪れたのは学生時代、その時はオートバイに積んだテントと寝袋泊まりだったので千人風呂を借りただけでした。浴場には地元の老人達がたくさんおり、観光地と言うよりも湯治場の雰囲気が強かったと記憶しています。若い者が山奥の温泉に来ることが珍しかったらしく、湯船でその老人達にやたら話しかけられたのですが、東北訛がきつくてwなかなか聞き取れなかったことを覚えています。その次に訪れたのはそれから数年後、この時もまだ地元の方が多く、青森在住のお百姓さんに朝5時くらいにお風呂で「お早いですね」と挨拶をしたところ「俺ら百姓だから、ぜんぜん早くねぇ、今時分はいつも仕事してっから」みたいなことを言われたのを記憶しています。その後は、5年前ですか北海道の帰りに酸ヶ湯に逗留をして青森、弘前、十和田と酸ヶ湯をベースにツーリングをしました。さすがにこの頃になると知名度も上がり、酸ヶ湯の周囲も垢抜けてきて、観光客も増えてきていました(でも、携帯はまだ通じませんでした)。そして今回、またお世話になっているのですが、コンクリートの建物など増築されず、風情はしっかり残っており、ここで働く方は皆気持ちよいままです。そして、山ブームもあって、ちょっと登山のお客が増えた気がします。ただ、この登山の方々はリゾートホテル感覚の人が多くて、いささか横柄な感じがし、働く方々へのもの言いや配慮が足りないのが残念です(この近辺で遭難したら助けてくれるのはこの温泉の方々なんですけどね)。湯治客は食事は自分で下げるし、老人が多い為か、なんとなく働く方をサポートしたり、何気なく声をかけてよく会話をしています。今回も湯治のおばあちゃんが唐突に荷がほどけそうな私のバイクの荷物を押さえてくれていたりと、なにか外国にいるかのような人の自然な交わりが感じられるところです。そうそう、大昔、棟方志功が逗留していたようで、館内には作品がたくさん飾られており、これは古い宿の雰囲気をいっそう趣深いものにしています。

酸ヶ湯は八甲田の山々の中にありまして、標高900m、涼しくて空気は美味しく、当然人も少ないという風光明媚なところです。更に弘前、黒石、青森、八戸、十和田市のどこへも数十キロとそれらの中心に位置しており、足があれば意外に便利でもあります。
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これが温泉の正面。千人風呂と言われる浴場を有するだけあって、施設も駐車スペースも大きくとってあります。
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こちらは現在の本館正面右側にある旧館の玄関(多分昭和初期)。玄関はもう使われていませんが、母屋は現役で湯治用の宿泊施設になっています。
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これが屋内の廊下です。風情がありますよね。
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こちらは階段。白壁と木材の階段がいい味をだしています。
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今回、泊まる湯治客のお部屋、6畳です。水場、トイレは当然なし。ただ、旅館用のお部屋と間取りや装備はほとんど変わりません
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窓からは、緑が目に入り、心地よい風が入ってきますw。
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湯治のお客のお約束ごと。ポットのお湯は自分で沸かします。掃除は三日おき、にやってくれるそうです。ただ、そもそも湯治客のほとんどが一日に数回、温泉に浸かって休憩を繰り返すので、万年床らしいです。
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宿の中には看護師常駐の医務室まであります。いつも、湯治客のおばあさん、おじいさんが部屋に入って、相談をしている姿がw。
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こちらは炊事場。以前泊まった際には、湯治をしているおばあちゃんから畑でとれたお野菜をお裾分けいただきましたw。
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ガス台も洗濯機も湯治客用に完備。
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さて、一番大事なお風呂の入り口がこちら。この向こうに広大な大浴場が拡がっています。
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お風呂は撮影禁止なので、こちらのJRのポスターで。いやー、本当に見事なお風呂です。そして、こちらの温泉は混浴を死守しております。が、男女の境界線や戒めの立て札等、運営側の苦労もうかがえます。最近は午前午後一時間ずつ女湯タイムを設けているようです。ちなみに、平日の夜中は一人で浸かることにもなるのですが、この広くて古い浴場は静けさに加えて湯煙、ぼんやりとした灯りの効果もあって、夜中は物の怪とかでてきそうで、いささか怖いのです。
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10箇条だったのが9箇条になっていますが、消されたのはお湯をおちょこ一杯程度飲むことを奨励していた項目だと思われますw。実は、このお湯は硫黄分がとても強く、傷口にはしみるし、目に入ると痛い。そして、逗留すると体中から硫黄の臭いを発するという、すごいシロモノです。飲むのはちょっとねw。
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以前は大きな「食品売店」があったのですが、マッサージ室に変わってしまいました。でも、食品等の商品は変わらずお土産店に移動され、手ぶらで行っても湯治の方も何不自由なく生活できます。こちらはオニギリ、登山に行く方もここで買っていくようです。
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これは夕方の総菜コーナー。果物が安くて美味しそうでした。
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調理の具材もいろいろ揃っています。
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缶詰、調味料、そして日用品も軍手や亀の子タワシ、絆創膏などまで揃っており、必要なものはほとんどすべて揃います。
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これは食堂で食べる湯治客向けの夕食。見た目は地味ですが、手作り感満載で実はけっこう美味しいんです。
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こちらは五年前に湯治部屋ではなく旅館部屋に泊まった際の夕食。こちらは今思うとけっこう豪華ですね、かつこちらは食堂ではなく部屋食でしたw。
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これは別の日の夕食、このボリュームw!サンマ一匹にハンバーグ、鍋はウナギの卵とじ、それにイカ納豆と和え物、煮物。なんか献立、間違えちゃったのかもしれません。でも、皆さん食べきってましたw。
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なにからなにまで味わいがあってまた再訪したくなる宿です。

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