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2007年6月 8日 (金)

マンディアルグ@酸ヶ湯

メイルも携帯電話も使えない閉ざされた温泉「酸ヶ湯」。
平面の地図で見ると青森、弘前、十和田湖からも近いが
実は周囲を山に囲まれ、けっこうな山深さ。

そんな環境で読書をするのは、
なんとも得難い快楽。


今日読了したのは、
マンディアルグ「オートバイ」。

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アマゾンの紹介だと
 『早朝の大気を切り裂いて、
 若い女の乗ったオートバイが疾走する。
 夫を棄てて愛人の許へ愛車を駆り立てて行くレベッカ。
 愛の幻想に錯乱しながら、彼女は破滅に向かって驀進する。
 現代人の日常の奥に潜む狂気のエネルギーを詩的幻想に
 包んで作品化した、マンディアルグの大衆小説第1作。』
なんて按配だが、あらすじやテーマは
気にしないで、ただただ読み進めばよさげ。

主人公レベッカのオートバイを操縦する様の
描写がなんとも素晴らしい。
さすがマンディアルグである、
当然、そこらのバイク雑誌の記事なんかおよびもしない。

マニエリズムの絵画を見ているような
バイクを操る躍動感、スリル、満足感が
一文一文に凝縮されている。

お話の内容はマンディアルグなので
官能的な少女趣味に基づく幻想小説なのだけれども、
 「手先のわずかな回転で、背後のすべてのしろものといっしょに
 彼らを虚無の中へ追いやるのだった」
なんてフレーズも散見され、
バリバリ元気な女の子の話として読める。
時代を経て、背徳の印象も薄れ、
現代人にはけっこうスッキリした読後感があるかもしれない。



~今日の一日~

今日も酸ヶ湯連泊。
朝6時にお風呂に入り、
朝食まで読書。

前日夜半、雨が降ったようだが
朝の天気はまずまず。

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朝食はバイキング形式。
早起きしているためか
空腹でガッツリ食べてしまう。
装いはホテルのバイキングっぽいのだが
ひとつひとつが素朴な味でおいしい。

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食後また読書。
そして小一時間ほど眠り、またお風呂。
午前中はあの広い千人風呂を独占状態。
お湯にゆったりつかる。

湯上り後は部屋に戻り、
窓からは心地好い八甲田のそよ風の中、
また読書。

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お昼を食べに20kmほど走って弘前へ向かう。
八甲田山近辺はどの道も緑が美しい。

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ついでにちょっと観光。
弘前の昇天教会。

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教会内部。
この障子の扉の向こうに・・・

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本堂というか礼拝堂が!
見事な和洋折衷様式。

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「旧弘前市立図書館」横にある
「旧東奥義塾外人教師館」。
この中にある「サロン ド カフェ アンジュ」でフレンチの昼食を。

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かなりカジュアルで一度にすべてテーブルにでてくる。
お味は普通。
ただ、右手のリンゴの冷製ポタージュは
冷たさとほどほどの甘さが織りなす逸品。

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食後は特にアテもないので
黒石市街に立ち寄る。
そして、昭和の趣のある懐かしき街発見!

古き時代のものを大切にし、ゆったり時間が流れる街。
写真は市街の商店街にて重要文化財の「こみせ」。
江戸時代に造られた木造のアーケード。
こういった建造物も自然と街並みに溶け込む街「黒石」
次回再訪し、ゆっくり散策したいと思う。

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黒石市を出る時、山は真っ黒な雲で覆われていた。
やはりあっという間の土砂降り、
慌てて雨具を着込み、
山道をずぶ濡れになりつつ30分走り
宿にたどり着く。

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風呂に入り、冷えた身体を温めると
ちょうど、夕食。
今日も品数が豊富で驚く。

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食後は、読書と決め込んだが
横になった勢いで、読書中に20時頃寝てしまう。
夜中おきてまたお風呂。
夜中の木造の薄暗い風呂は少し不気味だったが
なんとも静かで心地好い。


本日の走破距離 92.1km

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コメント

コメントありがとうございます。
本当に学生時代に戻ったような、ゆったりとした時間を楽しむことができました。

まさに晴走雨読、贅沢な旅ですね。

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