アムステルダム~オランダ~
ベルリンからの夜行列車で、早朝アムステルダムに着く。
その足で、駅のインフォメーションでA.C.O
(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団-現ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
のチケットを買おうとするが、soldoutとのこと。
しかたなくホテルだけ案内してもらうと、
なかなかよいホテルを紹介してもらう。
更にはコンセルトヘボウのチケットの購入方法まで教えてもらい
たいへん助かる。
昼食をホテル向かいの店でとり、その後ゴッホ美術館へ。
昨年ローマで見たものとダブっていたが、
ミレー併設の展覧会もやっており
ゴッホ、ミレー双方が同じ対象を描いた絵が
数点ありその比較はなかなか楽しめた。
またデッサンも多く、彼のタッチを知るにつけ面白く、
油絵以上に人物描写が先鋭で素晴らしい。
18:30頃にコンサートホール(コンセルトヘボウ)に行く。
ホール脇に並びその晩のACOの予約券を入手、
19:45にキャンセルチケットを何とか手に入れることができた。
列に並んでいる際に、同じく並んでいる老婦人に親切にしてもらい、
YO・YO・MAの人気について知らされる。
あわせてホールの自慢もされてしまい、
世界的なこのホールでの今晩の演奏がますます楽しみになる。
そして、チケットを受け取りいよいよホール内に入ると、
さすがにすごい装飾、舞台は映像で観るよりいくぶん小さく思えるが
なんと言っても天井が高い!また床は木である。
音楽が始まると、
その響きは柔らかく、音のヌケもよい。
広々とした気持ちのよい音が鳴り響く。
評判通りのすばらしい音である。
ウィーンのムジークフェラインとコンツェルトハウスのよい部分を
あわせたような音であり、
ここで聴くと音楽が音楽として鳴り、
ホールも演奏に参加しているかのようである。
ベルリンフィルハーモニーの音が霞むほど。
演目
ハイドン:チェロ協奏曲
ブルックナー:交響曲第6番
指揮:H/ブロムシュテッド
チェロ:ヨーヨー・マ
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
YO・YO・MAは人気があるだけあって、
技術は申し分なく完璧!
音もしっかり、全体とのバランスも素晴らしく、
演奏後指揮者のブロムシュテッドが
抱きつくのもわかるほど、素敵な演奏であった。
その後はブロムシュテッド指揮、
ACOによるブルックナーの交響曲第6番。
この素晴らしいホールでのブルックナーは
まさしく絶品、空前絶後の体験。
音の彫像が目前で築かれていく様であり、
他のホールではけっして味わえないブルックナーを満喫した。
帰り際、振向くとホールが輝いて見えた。
アムステルダムの夜景を眺めつつホテルに戻る。
音楽を全身で浴びた幸福感に満たされて床に着く。


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