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1989年2月28日 (火)

ボローニャでマリオネット@Bologna

ボローニャ駅で市内へ向かう予定がバスに乗り間違え街の周囲を巡回してしまい、どこへ連れて行かれるのかwという不安感をいだいたことは今でも覚えている。ボローニャの街の中心には古いながらも大きなレコード屋があり、お宝になるようなマイナーレーベルのレコードを数枚購入した。写真は街の中心で大道芸人のマリオネットに小銭を投げ込み満足げな子供と子守役のおばあちゃん。

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1989年2月25日 (土)

あまり記憶にないシエナ@Siena, Italy

遠景にあるのはドゥオーモ・ディ・シエナという大聖堂。他にも市庁舎のプリブリコ宮殿やサン・ドメニコ教会の写真があるので、観光的に回ったのだろう。こういうガイドブック頼みの旅は記憶に残らずダメだなぁ。

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1989年2月23日 (木)

Frankfurt.RSO @Alte Oper Frankfurt

演目
マーラー 交響曲第7番
エリアフ・インバル
フランクフルト放送交響楽団
フランクフルト・アルテ・オーパー

Mahler Symphony No. 7
Con) Eliahu Inbal
Frankfurt.RSO
@Alte Oper Frankfurt

会場のアルテ・オーパーは、名前の通りオペラハウスだった。これを内部のみコンサートホールに改装したので外見と内装は全く異なり、入るとモダンでギョッとする。音響はシューボックスなので、適度な残響で無難かつ良くできたホール。ちょうどインバルがデンオンでマーラーチクルスをこのホールで録音していたので、オーディオチェックでも役に立っている。
当日は、高校生の音楽鑑賞会を兼ねてのコンサートだったようで、観客には学生がたくさん。この曲、おかしな楽器もたくさん使われており、節回しも妙な旋律が多いので時折彼らのクスクス笑いが。真っ当な人が聴けば確かにおかしな音楽、しかも、なぜに9曲もある交響曲のうち、一番難解な7番を鑑賞会に選択をするのかも疑問w。演奏後、楽屋に行ったところ、インバルが快く記念撮影に応じてくれたのは、今ではいい思い出。


ピカピカかつ機能的な内装。
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どうみてもオペラ劇場w。しかも地方劇場にしては、かなり立派な部類と思われる。
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1989年2月18日 (土)

Nederlands Philharmonisch Orkest@ Concertgebouw,Amsterdam

演目
クロード・ドビュッシー:小組曲
クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲
サクソフォーンと管弦楽のための狂詩曲
ストラヴィンスキー:春の祭典
指揮)小林研一郎
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団
@コンセルトヘボウ

Claude Debussy:Petite suite
Rapsodie pour orchestre avec clarinette principale
Rapsodie pour orchestre et saxophone
Igor Stravinsky:Le Sacre du Printemps
Con) Ken-Ichiro Kobayashi
Clarinet)Ton Schatteleyn
Saxophone)Olga de Roos
Nederlands Philharmonisch Orkest
@Concertgebouw

コンセルトヘボウを堪能したく、翌日の夜もコンサートに。指揮者は小林研一郎。


夜のコンセルトヘボウ
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ホテル窓からのネオン
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1989年2月17日 (金)

Royal Concertgebouw Orchestra@Concertgebouw,Amsterdam

演目
ハイドン:チェロ協奏曲
ブルックナー:交響曲第6番
指揮)ブロムシュテッド
チェロ)ヨーヨー・マ
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
(当時はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)
@コンセルトヘボウ

Haydn:Cello Concerto
Bruckner:Symphony No. 6
Con) Herbert Blomstedt
cello) Yo-Yo Ma
Royal Concertgebouw Orchestra
@Concertgebouw

早朝、列車でアムステルダムに着くとすぐにインフォメーションでA.C.O(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団-現ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)のチケットを買おうとするが、売り切れとのこと。ホテルだけ案内してもらうとなかなかのホテルの紹介ならびにチケットの購入方法まで教えてもらいたいへん助かる。
A.C.Oは18:30頃にコンサートホール脇に並び、19:00に予約券を入手、19:45にキャンセルチケットを何とか手に入れることができた。列に並んでいる際に、同じく並んでいる老婦人に親切にしてもらい、YO-YO MAの人気について知らされる。あわせてホールの自慢もされてしまいw、世界的なこのホールでの今晩の演奏がますます楽しみになる。
そして、チケットを受け取りいよいよホール内に入ると、さすがにすごい装飾、舞台は映像で観るよりいくぶん小さく思えるがなんと言っても天井が高い!また床は木である。響きは柔らかく、音のヌケもよい、広々とした音がし、評判通りのすばらしい音がする。ウィーンのムジークフェラインとコンツェルトハウスのよい部分をあわせたような音。ここで聴くと音楽が音楽として鳴り、ホールも演奏に参加しているかのようである。音だけに関してはベルリンフィルハーモニーの音が霞むほどw。
YO-YO MAは人気があるだけあって、技術は申し分なく完璧!音もしっかり、全体とのバランスも素晴らしく、演奏後指揮者のブロムシュテッドが抱きついていた。その後はブロムシュテッド指揮、ACOによるブルックナーの交響曲第6番。この素晴らしいホールでのブルックナーはまさしく絶品、空前絶後の体験。音の彫像が目前で築かれていく様であり、他のホールではけっして味わえないブルックナーを満喫した。
以上、当時の日記から。オーディオでもなんでも、その後のリファレンスとなってしまったアムステルダム・コンセルトヘボウのホール。未だにこの原音を再生した録音やオーディオに出会ったことがない。20年近く経た今も、そのホールの音、身体で感じた音は忘れえない。

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アムステルダム

ベルリンからの夜行列車で、早朝アムステルダムに着く。

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その足で、駅のインフォメーションでA.C.O
(アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団-現ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
のチケットを買おうとするが、soldoutとのこと。

しかたなくホテルだけ案内してもらうと、
なかなかよいホテルを紹介してもらう。
更にはコンセルトヘボウのチケットの購入方法まで教えてもらい
たいへん助かる。

昼食をホテル向かいの店でとり、その後ゴッホ美術館へ。
昨年ローマで見たものとダブっていたが、
ミレー併設の展覧会もやっており
ゴッホ、ミレー双方が同じ対象を描いた絵が
数点ありその比較はなかなか楽しめた。

またデッサンも多く、彼のタッチを知るにつけ面白く、
油絵以上に人物描写が先鋭で素晴らしい。

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1989年2月16日 (木)

Berliner Philharmonie@Berlin,WestGermany

演目
ベートーヴェン:交響曲第9番
指揮)カルロ•マリア•ジュリーニ
ソプラノ)ユリア•バラディ
メゾソプラノ)マルガリータ・ツィンマーマン
テノール)ライナー•ゴールドバーグ
バリトン)ジークフリート•ローレンツ
エルンスト・ゼンフ合唱団
ベルリン•フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・フィルハーモニー

Beethoven:Symphony No. 9
Con)Carlo Maria Giulini
Sopran:Julia Varady
Mezzosopran:Margarita Zimmermann
Tenor:Reiner Goldberg
Bariton:Siegfried Lorenz
Ernst-Senff-Chor (E. Senff)
Berliner Philharmoniker
@Berliner Philharmonie

日中は東ベルリンをぶらつき、夜は西ベルリンで再度フィルハーモニーホールへ。昨日と席は異なり舞台の真横、向かって左二列目の席なのでジュリーニが目の前。目をつぶって柔和な表情で指揮棒を振るジュリーニ。4楽章では合唱の際に共に歌を歌ってもいた。昨日よりも音楽に集中でき、指揮者もソリストも調子よく、この天にも昇るような演奏を2度聴いた至福の第2夜。当時の日記にはオペラを見おくって、こちらのチケットを買ったとある。

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1989年2月15日 (水)

陸の孤島のベルリン@Berlin

当時の西ベルリンは共産圏の東ドイツに属し、東側の奥深くに入り込んだ陸の孤島のような都市であった。夜行電車でベルリンに向かう途中も列車の中だけは西側で外は殺風景な東側の景色であったのを記憶している。ベルリンの壁もまだあった時代、ブランデンブルク門を挟んで西側と東側の景色を写真に納めたりもした。東ベルリンに入る際には25ドイツマルクの強制両替もさせられた。(逆の両替はできないも同然なので東側で使い切らなくてはならないw。)


ブランデンブルク門(西ベルリン)
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ブランデンブルク門(東ベルリン)
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西ベルリンの町並み
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東ベルリンの町並み
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東ベルリンのブランデンブルク門でのキスする二人のスナップ。
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Berliner Philharmonie@Berlin,WestGermany

演目
ベートーヴェン:交響曲第9番
指揮)カルロ•マリア•ジュリーニ
ソプラノ)ユリア•バラディ
メゾソプラノ)マルガリータ・ツィンマーマン
テノール)ライナー•ゴールドバーグ
バリトン)ジークフリート•ローレンツ
エルンスト・ゼンフ合唱団
ベルリン•フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・フィルハーモニー

Beethoven:Symphony No. 9
Con)Carlo Maria Giulini
Sopran:Julia Varady
Mezzosopran:Margarita Zimmermann
Tenor:Reiner Goldberg
Bariton:Siegfried Lorenz
Ernst-Senff-Chor (E. Senff)
Berliner Philharmoniker
@Berliner Philharmonie

ベルリンの街中でベルリンフィルのチケットのことを聞くと、大昔に売り切れとのこと。どうしても聴きたいのなら、直接ホールに行け、と言うことなので、午前11時くらいにフィルハーモニーホールへ。ところがドアが閉まっており、裏手でガードマンに聞くと。もう無理だから開演一時間前に来いと。で、再度15:30に行くとなんと51.5DMの残券があり購入!貧乏旅行ながら苦労してもベルリンに行きたかった理由はベルリンのフィルハーモニーホールでベルリンフィルを聴くことだったので、感激もひとしお。

そして、演奏会。ホールのデザインは今でこそ斬新さはないが、音響はよい。響きはあるものの、耳が慣れてくると音が耳に直接飛び込んでくるのが好みがわかれるところ。ベルリンフィルの見事なアンサンブルでも冷たさが強調され、高音は少々厭味でカラヤンの演奏には合っているかもしれないが自分の好みのホールではなかった。
ベートーヴェンの演奏であのような艶めかしい心地よさ、つややかな音の波間のきらめきを堪能できるとは予想もしていなかった。ジュリーニは1楽章をそれほどテンポも遅くなく振り、後半は徐々に遅めになってはいくがリズミカルな音つくりで全く飽きさせないし、弛むこともない。指揮の姿は棒にメリハリはあるが、身体は少し揺らす程度で淡々としている。
特につややかな音は3楽章が白眉。ベートーヴェンの音楽、特に第九はどうしても人間万歳的、近代の幕開け的なイメージがつきまとってしまうのだが、この3楽章の演奏を聴き、ジュリーニのいつくしむように音が搾り出される音つくりもあいまって、従来の押し付けがましく思っていたベートーヴェン像がくずれさってしまった。そして、ユリア・ヴァラディの声量は凄まじかったこと!合唱団とバトル状態。
この時の録音と翌年の録音を用いたCDが発売されているが、3楽章については、かなり忠実な録音に思う。ジュリーニも2005年6月に亡くなってしまった。この夜の演奏会は自分のマイルストーンになっており、「カンタービレ」と言う音楽の本質を表す言葉の意味をジュリーニに教わった忘れえぬ一夜である。

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1989年2月13日 (月)

目覚めよ、パリ!@Paris

写真を眺めててこれはさすがにもう一回行かなきゃダメだな、と思っている次第。フランス人には、あまりいい思いではないのだけど、あのマルシェの楽しさ、多くの美術館、そして行きそびれているオペラ座(この年の夏にオペラ・バスティーユがオープン)、学生時分では堪能しきれなかった食事等々。
尚、表題は「ポンヌフの恋人」のラストの名台詞。紆余曲折があり、現在は違った台詞訳になっているw。
詳しくはこちらhttp://masterlow.blog74.fc2.com/blog-entry-303.html

スケートボードにローラースケートと広場では各チームが競い合っていた。
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映画博物館にて。リュミエールからの各種カメラ、セット、スチールを細かく解説した豊富な展示物。エイゼンシュタインのブースで博物館スタッフから声をかけられる。小津や溝口等をフランス語で並べたれられ妙な親近感wが沸いたのを記憶している。
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朝のシャンゼリゼ。
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ちょっとパリっぽい。
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もっとパリっぽいw。
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1989年2月12日 (日)

誰でもカメラマンのブリュージュ@Brugge

ベルギーの古都、ブリュージュはとにかく美しく、当時は観光客もまばらであった(2000年にはブルッヘ歴史地区として世界遺産に登録)。カメラを向ければ、どこでも絵になるような美しい街で、ベルリンに行った後に、再度この街に舞い戻り、シーブリュージュ(ゼーブルージュ/Zeebrugge)という隣街までも足を伸ばした。シーブリュージュからの帰りは運河沿いの誰もいない農道を地図ももたず十キロあまり歩いたりしたのも良い思い出である。


赤い扉
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老夫婦の散歩
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シーブリュージュからの帰り道
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朝の散歩
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川面に映る古い街並み
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Concerts Lamoureux @Salle pleyel ,Paris

演目
ダニエル=ルシュール: アンドレア・デル・サルト序曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
ベルリオーズ:幻想交響曲
指揮)ジャン=クロード•ベルネード
ヴァイオリン)ジャン・エストゥル
コンサートラムルー
@サル•プレイエル

Daniel-Lesur :Andrea del Sarto Ouverture
Sibelius :Violin Concerto
Berlioz :Symphonie fantastique
Con)Jean-Claude Bernede
Violin) Jean Estournet
Concerts Lamoureux
@Salle pleyel

パリでベルリオーズを聴ける喜び! 管楽器はイマイチだが、弦楽器パートは絶品、と当時の日記にはある。

1989年2月10日 (金)

Orchestre de Paris@Salle pleyel

演目
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ第2幕(演奏会形式)
指揮)ダニエル・バレンボイム 
ソプラノ)ヒルデガルト•ベーレンス
メゾ•ソプラノ)ヴァルトラウト•マイヤー
テノール)ゲイリー•レイクス
バス)ジョン•トムリンソン。
テノール)ティエリー・ドラン
パリ管弦楽団
@サル•プレイエル

Wagner Tristan und Isolde: Act II in a concert version
Con) Daniel Barenboim
Soprano) Hildegard Behrens
Mezzo-soprano) Waltraud Meier
Tenor) Gary Lakes
Bass) John Tomlinson.
Tenor) Thierry Dran
Orchestre de Paris
@Salle pleyel

なんと色調が豊かなことか!ワーグナーにして、きらびやかな部分が強調された演奏に感じた。バレンボイムの指揮姿はダイナミックで流麗、かなり見栄えのする指揮者、そこから生まれる演奏は躍動感があふれ最高。

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1989年2月 9日 (木)

Detroit Symphony Orchestra @Salle pleyel ,Paris

演目
ジョン•アダムズ:トロンバ・ロンターナ
ジョン•アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
シューマン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第2番
CON)ギュンター・ヘルビヒ
バイオリン)ギドン・クレーメル
デトロイト交響楽団
@サル•プレイエル

John Adams:Tromba Lontana
John Adams:Short Ride in a Fast Machine
Schumann:Violin Concerto
Brahms:Symphony No. 2
Con)Gunther Herbig
Violin) Gidon Kremer
Detroit Symphony Orchestra
@Salle pleyel

クレーメルの鬼気迫る演奏シューマンは熱く、ジョンアダムスは超絶技巧の名曲。この曲で終了30分前にクレーメルの弓の弦がすべて切れてしまいオケの奏者から急遽弓を借りて、ラストまで弾ききってしまっていた。ブラ2はノリはよいものの、アンサンブルがイマイチ。アンコールはブラームスのスラブ舞曲、タンホイザー序曲。

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