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1988年3月23日 (水)

ミラノ~イタリア~

念願のラ・スカラに!
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まずはスカラ座横のオベラ博物館へ。
トスカニーニの指揮棒、ヴェルディの直筆の楽譜等々
オペラの雅な歴史の数々。
売店にて前日のアバド/ポリーニ/ウィーン・フィルの
スカラ座凱旋公演のポスターを売店で求めたところ、
楽屋裏まで連れて行ってくれた上に
無料で探してだしきてくれた!!
これは一生の宝物だ!!
その後、オペラのホール見学。

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その後、夜の公演 13,500円相当のオペラのチケットを購入し
ブレラ美術館へ、ルネッサンス美術を堪能。

そして、夜スカラ座に舞い戻る。
演目は
マスカーニ カヴァレリア・ルスティカーナ
プッチーニ ジャンニ・スキッキ
指揮ジュセッペ・パタネ

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3時間全く飽きないどころか、時の経過が忘却の彼方へ。

自分がどこにいるのかわからなくなる
巨大なハレの空間がオペラである、と認識。
驚くべき歌手の声量、そして昨日のウィーンフィルに負けない
スカラ座オケのきらびやかな音色と名演!!

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ジャンニ・スキッキのアリア
「フィレンツェは花咲く木のように」Firenze è come un albero fiorito
は翌日のフィレンツェ行きを更に楽しみにしてくれた。


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初めての本場のオペラに出会った衝撃的なミラノの夜。。。

1988年3月13日 (日)

ウィーン 2日目~オーストリア~

午前11時 ウィーンフィルを聴きにオペラ座へ

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演目
ブラームス 悲劇的序曲
エルンスト・クルシェネク 交響曲 パラス・アテネ
シェーンベルグ ワルシャワの生き残り
指揮 G・アルブレヒト
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
語り マクシミリアン・シェル

現代音楽中心のプログラムのためか
4,5階席には聴衆はいない。
TV中継されておりドイツ語の楽曲解説がいちいち入る。
意味がさっぱりわからないので解説は退屈。

午後はヨハネ受難曲を聴きにコンツェルトハウスへ

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感動したのはホールの響き。
響きつつも音が抜け、
近代的なホールのような耳に飛び込んでくる
キンキンした音がいっさいない。
大味な音と評するコメントも聞いたことがあるが
自分としてはコンセルトヘボウに次ぐ
好きな音がするホールであった。

演目
バッハ ヨハネ受難曲
ウィーンカンマーオーケストラ
指揮 ワルター・ハーゲン・グロール
ソプラノ マーガレット・マーシャル
アルト クリスタ・ルードヴィッヒ
福音史家 テノール ペーター・シュライヤー
バリトン オラフ・ベーア
キリスト ロナルド・ハーマン

シュライヤーの朗々としたやさしい声音に
バッハを更に好きになる。


夜は散歩がてら音楽家の墓が多くある中央墓地を外から覗き
その後、レストランで夕食。

1988年3月10日 (木)

ウィーン 初日~オーストリア~

前日のグルダのコンサートの後、
深夜23:35にミュンヘンを発ち6:30ウィーン着。
憧れのウィーンに着くも
駅から中心部へ歩く途中
車が多く、工事もアチコチでやっており
うるさく埃っぽい。

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リンク側にホテルを見つけ荷物を預けた後
 本日のウィーン交響楽団
 13日午前のウィーンフィル
 13日午後のシュライヤーのヨハネ受難曲
のチケットを購入。

その後、オットー・ワーグナー カールスプラッツ駅を観る。


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その次はセセッションへ。

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ベートーヴェンフリーズでは、
巨大な壁画を前に
とうとうクリムトに出会った気がし、
30分以上ボーッとしてしまう。
現在の展示はかなり修復された後らしい、
コンクリートに直に描かれたためその原形は
ところどころボロボロ崩れていた。

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その後、美術史美術館へ
ルネッサンス絵画の宝庫
ルーベンスとブリューゲルも充実。

夜はムジークフェラインへ
館内は想像よりかなり狭く
床は抜けそうなくらいギシギシいっている。

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演目
ラベル:ボレロ + 曲の解説
指揮 G・アルブレヒト
ウィーン交響楽団

オケの演奏を随所に用いながら楽曲解説。
これに50分ほどかけ、
最後に1回通しで演奏。
解説では、テンポを極端に落としてみせたり
トスカニーニ風に演奏してみせたりで、
かなり楽しめた。

また、このホールで聴く木管楽器の響きは格別!

夜は昨晩の夜行列車の疲れもあり、早々に就寝。

1988年3月 9日 (水)

ミュンヘン~西ドイツ~

ミュンヘンのガスタイクホールにF・グルダを聴きに行く。


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来日の少なかったピアニストで、録音はよく耳にするが、
後にも先にもライブはこの時が最初で最後となった。

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曲目は
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 op.58
F・グルダ Concerto for Myself
指揮/ピアノ F・グルダ
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団


ガスタイクホールは舞台に向かって客席がV字になっており、
独特だか響きすぎず音響はよいと感じた。

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オケのメンバーが揃い、
いよいよグルダが入場。
黒のハイネックにバンダナを頭に巻き
風来坊のような歩き方でピアノに向かうとすぐに弾き始める。
ピアノの音色は、ポリーニのように綺麗ではないが
楽しいワクワクするような音。
生を聴き、感じたのは録音はキラキラしすぎ、
もっと柔らかな音であった。

そして、弾き振りでの演奏、
身体をゆすり身体全体を使って
指揮をしているようで、迫力ある指揮。

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番は、
そつなく見事。

一方、自作の「Concerto for Myself」は、
肘で鍵盤を叩いたり、笛は吹くは、踊るはでおおハシャギ
観客も演奏中に拍手や笑い声が絶えず楽しい曲と思いきや。
ソロあたりからぐっと引き込まれる、
どこか世紀末的、ショスタコービッチのようなシニカルな部分を中盤は感じた。
ただ、最後は南国のリズムにも似たハッピーエンド調で演奏は終わる。

F・グルダは
その後、一度だけ来日したらしいが、
残念ながら、その機会を逃し
彼もまた亡き人となってしまった。