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1988年3月 9日 (水)

Münchner Philharmoniker@Gasteig Munchen

演目
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 op.58
F・グルダ Concerto for Myself
指揮/ピアノ)フリードリッヒ・グルダ
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

Beethoven:Piano Concerto No.4
F.Gulda:Concerto for Myself
Con/Piano) Friedrich Gulda
Munchner Philharmoniker
@Gasteig Munchen

来日の少なかったピアニストで、録音はよく耳にするが、後にも先にもライブはこの時が最初で最後となったフリードリッヒ・グルダ。ガスタイクホールは舞台に向かって客席がV字になっており、構造は独特だか響きすぎず音響は悪くないと感じた。

オケのメンバーが揃い、いよいよグルダが入場。黒のハイネックにバンダナを頭に巻き、風来坊のような足取りでピアノに向かうとすぐに弾き始める。ピアノの音色は、ポリーニのように綺麗ではないが楽しいワクワクするような音。生でグルダの音を聴き、感じたのは録音では音がキラキラしすぎ、もっと柔らかな音であった。
そして、自作を弾き振りでの演奏。身体をゆすり身体全体を使って、指揮をしており、迫力ある指揮っぷり。ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番は、そつなく見事。一方、自作の「Concerto for Myself」は、肘で鍵盤を叩いたり、笛は吹くは、踊るはで、おおハシャギ、観客も演奏中に拍手や笑い声が絶えず楽しい曲と思いきや、ソロあたりからぐっと引き込まれる。どこか世紀末的、ショスタコービッチのようなシニカルな部分を中盤は感じた。だが、最後は南国のリズムにも似たハッピーエンド調で演奏は終わる。
グルダはその後、一度だけ来日したらしいが、残念ながら、その機会を逃し、彼もまた今は亡き人となってしまった。


1980年完成なので当時はまだそう日は経っていなかった、このホール。さんざん音響の悪評を聞いていたが、さほど悪くない。あれから20年あまり、今はどんな音がするのだろう。
880309001

当日のパンフ
880309003


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