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1988年2月22日 (月)

Vienna Philharmonic Orchestra@Teatro alla Scala, Milano

演目
ベートーベン エグモント序曲
ピアノ協奏曲5番
交響曲5番
指揮)クラウディオ・アバド
ピアノ)マウリツィオ・ポリーニ
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
@スカラ座


Beethoven Egmont Overture
Piano Concerto No. 5
Symphony No. 5
Con)Claudio Abbado
Piano)Maurizio Pollini
Vienna Philharmonic Orchestra
@Teatro alla Scala

ウィーンフィルを聴いたのがこれが初めて。その渋い音とアバドの火を噴く指揮ぶり、そして、なによりもポリーニによる「皇帝」のエレガントで音楽の深みに引きずり込むような音!巷で言われたり、録音から時折感じられる知的な冷たい音ではなく、とてもふくよかな音であった。そして、この二人による謂わば凱旋コンサートにおける観客の熱狂ぶり。カーテンコール数回、オケが引いても拍手は鳴り止まず、ミラノの聴衆の熱い声援にも圧倒された。

このチケットの入手には難儀した。演目も知らずスカラ座に行くと、いきなりウィーンフィルのポスターが貼ってあり、スカラ座前には人だかりが凄い。そばのイタリア人に尋ねると名前を書いてコンサートのキャンセル待ちをしているとのこと。近くにいた現地在住の日本人に頼み込んで名前を集めている人に話してもらうと、人数が多すぎて締め切ったという。その方にダフ屋を紹介してもらうことができ、このコンビを地元で聴けるチャンスなど二度と起こりえないので、それこそ清水の舞台から飛び降りる覚悟で2万円でダン。今から考えても学生の分際でよく決めたと思う。
 その後の行動はチケットを入手した喜びでよく覚えていないwが、その日本人に言われた「それでは、良い音楽を」だけは今だに頭に残っている。その方にはPALCO(パルコ)という席なので開演の一時間前から並んで真ん中のドアの前で待つ。三階まで駆け上がったら首から金色のチェーンをさげたパンフ売りの人にチケットを見せて最前列をとるといい、と親切に入場のしかたまで教えてもらう。
はてさて、実際開演前にスカラ座に行き、様子をうかがっていると、まさしくその通り、扉が開くやいなや紳士たちが一斉に入場し階段を駆け上がるw。眼鏡+髭のおっさんのほうが自分より早く最前列の舞台側の席を確保しており、彼にその向かいを勧められた。そして、おっさん曰く「しばらく絶対そこを動くな、動いたら他の人に取られるぞ」と教えてもらったりする。壮絶な席取りを紳士達がこぞってやっている姿がおかしかった。

更に翌日、オペラ公演のチケットを買いにラ・スカラへ。街中に貼られているスカラ座のポスター、この大判で紋章入りのデザインが気に入って、門前に佇む守衛さんに昨日のポスターが欲しいと言うとなんと「来い」と言ってスカラ座の裏口から中に入れてくれ、舞台装置の整備の部屋等を通り、宣伝部門まで連れて行ってくれる。なんとも親切で、古びた建物の廊下を歩く途中チラチラ各部屋を興味深く覗くことができ、感動してしまった。そして、その守衛さんが宣伝部門の方に尋ねてくれたのだが、ひとしきり彼らはポスターを探してくれた後、残念ながらポスターはすでにすべて張り出してしまってもうない、とのことだった。
一方、当日のオペラの残席チケットが1万円以上で非常に悩み、思案しながら横のオペラ博物館に行き、博物館のギフトショップでダメ元で店員に「昨日のポスターはあるか」と聞くと、ちょっと待ってと言い、なんとどこからか持ってきてくれた!飛び上がるほどうれしく、下の写真がその時のポスター。今では家宝になっているw。

880222001


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